2021年10月25日

ハムスターのニキビダニ症

こんばんはー猫
一昨日は久しぶりの楽しい集まりでしたるんるん
結果
休日の昨日、半日寝てた…たらーっ(汗)

気を取り直して


今日はゴールデンハムスターさんが軟便でご来院[]

さっそく拝見。

こんにちは

IMG_2406.jpg

(おや。)

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ハムルターを飼ったことがある方は、ひょっとしたら経験があるかな

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お気づきでしょうか?
お分かりの方は、お見事拍手きらきら

左右の腰のあたりの毛が抜けて、黒い皮膚が見えてます。

飼い主さんにお見せしたら、
「あぁ、確かに、毛が濡れていると思っていたんです。」

さっそく、この部分の毛を少しいただき、
それから、ちょっとの辛抱、皮膚をつまんでそこにセロハンテープを
‘ペタッ ペリッ’
ごめんねー平謝り
それを顕微鏡で見てみると

いましたいました

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うーん
写真が、ひどい…
真ん中に、こんなのがいると思いません?

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正体は、

「ニキビダニ」(Demodex)

という寄生虫です。

その名の通り、毛根に寄生して暮らすダニで、本来、どこにでも、どの子にもいます。
通常は‘共生’できていて無症状ですが、
体調を崩したり、抵抗力が下がったりすることで増殖が抑えきれなくなり、
毛穴の中でどんどん増え、毛穴が広がり、二次的に細菌感染を起こしたりします。

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こんな感じ。

ダニと聞くと、たいてい、
「お部屋はこまめにお掃除しているんですが…」「人にもうつりますか?」
と聞かれますが、
あくまでも、その子の持っている免疫力によるもの。
持って生まれた体質だったりしますので。
しっかり栄養を取り、ストレスを避け、適切な治療をすれば、治りますからにこにこ

実際、この子は、軟便が続いていて、
その原因も、原虫というアメーバのような奴のせい。
それも同じように、免疫力の問題。
小柄な子にはよくありがちです。

これから先は、ひとつひとつをきちんと治療しながら、体力を付けていけばいい。

皮膚は免疫のバロメーター。
ちゃんとみることで、病気の発見につながることも少なくありません。
小さな動物でも同じこと
「おや?」と思ったら、一度病院にご相談ください
それで健やかで幸せに生きてもらえたら、うれしいですにこにこきらきら

さ。
かえって、ウマ娘を…


診療のご相談はこちらまで下指差し

https://orange-juui.com/
くさかり獣医科






posted by オレンジ獣医 at 20:56| Comment(0) | 日記
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